暴走試乗会 IN 千葉
2002年2月17日
【房総スカイライン】
レポ/カタナおやじ

プロローグ
 市場に出てから20年が過ぎる不朽の名車「カタナ」。新車から乗っているオーナーより中古で手に入れた方が多いカタナバカ団
メンバー。自分のカタナの状態がどういうものか良く判からないので、仲間に乗ってもらって判断してもらうか、人のカタナを乗り
比べるのも一つと、温暖の地「南房総」で試乗会が企画された。



第1章 「年寄りは早起き」

 1週間前から当日の降雨確立は70%を維持し、誰もが延期を覚悟していた。そう、誰もが.............................................。言い出
しっぺのカタナおやじもその一人。前日の土曜にカタナバカ団のステッカー販売員の強面「あやぶささん」と、カタナをアメリカン
に改造途中の神をも恐れぬ「ヒロタツくん」をお供に、館山の夜の街でロシア語講座とタガログ語講座1部と2部をボディランゲッ
ジだけで済ませYシャツをピンクに染ての帰宅は既に17日2時30分であった。そう、明日はゆっくり寝てれば良い。どうせ雨なの
だから........................................。

 一晩中あやぶささんとヒロタツくんの大いびきに悩まされ、もう二度とこいつらは泊めないと心に誓いながら、濡れたティッシュ
作戦を考えている内に朝を迎えると、外は快晴である。
 確か最終決定は午前7時の掲示板のはず。大半のメンバーは延期を覚悟してるからこのまま延期の決定をしようとすると、電話が
鳴る。

 「おはようございます。今日は大丈夫だよね」と朝が弱いはずのtosiboさんからである。
「大丈夫でしょう。天気いいモン」と心にも思って無い事を口走ってしまった。試乗会の開催が決まった瞬間である。



第2章 「二日酔い」

 「エ〜誰が来るんだよ〜」ふとんの中からあやぶささんが威嚇する。ヒロタツくんはまだ寝てる。
「一番遠いtosiboさんだよ。行かないわけには行かないよ。」
 むずかる二人を叩き起こし、女房の機嫌を取りつつ朝食にありつき出撃準備を始めるが、ヒロタツくんは完璧二日酔い。何とか9
時前に出撃の準備が出来、カタナを倉庫から出す。5台も倉庫にカタナが有る光景は壮観!
 ヒロタツくんはこの後仕事との事で別れ、油冷あやぶさ2号機とおやじ1号機でスクランブル発進。一般道を爆走し予定より大分
早く暴走スカイラインに到着(怖かった〜)。

 料金所出たところに油冷カタナが既に待っており、「katana1100r」さんとのご対面である。
しかし浮かぬ顔ををしているので訳を聞くと「チェンジペダルの先っちょを紛失しました〜」との事。  
 前日あやぶさ油冷号も同じ様なトラブルで、ばるたんさんに直してもらったばかりだったので近場の「ZENさん」に連絡を取り
応急部品を調達してもらう事に。


 しばらくすると荷物満載の黒カタナが登場。荷物の多さから「tanta4さん」と判るも、こちらも初対面。なのにtanta4さんのカタナにはニューバージョンのカタナバカ団のステッカーが貼ってある。不思議に思い聞くと「昨日のお台場オフ会で貰いました。」帰ったのが朝の5時というから、このおやじはいったい何時間寝たのだろう。凄い男だ。

 その後、全バラにしてフレーム補強から何から自分で組み上げたバリモン青/金カタナZENさんと合流し、katana1100rさんのカタナの応急修理が完了。遠方賞のtosiboさんとくまぷーさんの到着を待つも、途中何度か電話を貰っているので安心である。なんせあのおやじは極度の方向音痴であるから。

 tosiboさんとお初の青カタナくまプーさん(徹夜!)が手を振って登場。参加予定者が揃ったところでPAへ移動。ほとんどのコーナーが中速コーナーで、我先にコーナーに飛び込むカタナバカの一団。ヘアピンもブラインドコーナーも無く各自超ハイペースで目的地の「みねやまPA」へ。他にバイクが4台いるだけで何も無い(トイレも自販機も)PAなので気兼ね無くカタナを並べる。壮観な眺めだー!



第3章 「試乗会」

 初対面のメンバーが大半でも、そこは「カタナバカ」。すぐに共通の話題で盛上がり挨拶もそこそこに本日のオフ会の目的「試乗
会」の開催です。おやじもkatana1100rさんの油冷カタナやtosiboさんの19インチカタナを堪能させて頂きました。おやじ1号機も試
乗してもらい、多くの方から高評価を貰いご機嫌である。
 同時に本日のもう一つの目的「キャブ同調」だが、今一部品が揃わず次回のお楽しみに回ってしまった。気を持たせるtanta4さんで
ある。
 

 しばらくすると青/銀カタナの登場。濱田さんである。引き続き皆で試乗を楽しみ、マイカタナに乗ったメンバーのインプレッショ
ンを聞き今後の課題としました。しかし誰も乗ろうとしないかわいそうなカタナが駐車場の隅に........................あやぶささんの油冷
である。本来なら一番人気なのだろうがアクセルが人間には回せない!戻せない!。おやじ試乗したかったのにな〜。



第4章 「解散」
 
 本日は遅くなればなるほど降雨確立が高くなるので、試乗が一段落したところで遅い昼食を取りに近くの道の駅のレストランに移
動。8台のカタナが千鳥で走る様は最高にカッコ良い!集団であるから追い抜き無で軽〜く流してレストランへ。比較的空いていた
為にすんなり座れ、来る「カタナバカップ」の話題でひとしきり盛上がり、天気を心配して早々の解散とさせていただきました。

 今回の参加者:tosiboさん・くまプーさん・濱田さん・tanta4さん・katana1100rさん・あやぶささん・ZENさん・カタナおやじの8
人にZENさんの友人のR6乗りさんでした。



エピローグ

 北上する皆と別れカタナおやじ一人での帰り道。走り始めて15分ほどでシールドに水滴が。
その後30分間小雨に濡れながら走るも、決して嫌いじゃないシュチエーションなので、一人淡々と雨中走行を楽しみました。遠い
tosiboさんや、くまプーさんが雨に濡れない事を祈りながら......................。