I-FACTRY杯
鹿沼ミニバイク3時間耐久レース

2001.10.21

曇一時晴れ

レポート/ずいち
 

【1】

ついに我が人生初のレース体験の日がやってきた。
まさかこの歳でレースを始めることになるとは、思いもしなかった。
そんな40歳のオヤジライダーのレポでお送りします。
実況は「tosibo@あばら3本折り」さんがお送りいたします。
(写真下のグレーの字がtosiboさん)

さてさて。。。時刻は朝の3時。
この日も相変わらず、遠足の日の前状態で眠れなかった私ではあるが、マッタリと荷物を
コレまた年齢に似つかわしくない、ランサーエボリューション7に積み込む。
さらりと軽く朝食を取り、4時、イグニッションキーを回す。
「ぶおんぶおん!」
人が良く気の小さい私はマンションの住民に配慮し、暖気もそこそこに出発する。
まずはスレッガーさん(以降面倒臭いのでスレさんとする)の自宅のある「久喜」を目指す。
途中の「蓮田SA」でスレさんのケータイにTEL。その後、久喜インターでスレさんと合流。
一度スレさんちに行って、ランエボをココに置き、荷物をスレさんのトランポに積んで相乗りすることに。

次の目的地はtosiboさんち。
肝心のマシン「NSR-mini」を積むためだ。
マシンを積んで、tosiboさんも積む。
あばらを折って笑うと痛むらしいので車中では目いっぱい笑わせてやった。朝から気分がいい。

さて、7時。デンジャラスなサーキット「鹿沼カートランド」に到着。
何と駐車場が満杯だ。こんなとこで大会やることが果たして出来るのか?
サーキットでは先に、この日tosibo@あばら3本折りの代役で走ることになったばるたんさん、
助っ人のよしおさん、ばるねぇさんが来ていて、あまりの状況にうろたえていた。

ぬかるみに足を取られつつマシンを降ろす。ココでこかしては縁起が悪い。
ピットと言えないピットに荷物を運ぶ。コレだけでもう疲れた。さすが40歳。
車検と受け付けを済ませて、ミーティングに参加。
我々のレースは午後1時スタートだ。
午前中はスプリントのレース。

「なんだこりゃ!」
めっさ速いでないの!( ̄▽ ̄;
エントリーリストを見る。ヤツらも耐久出るじゃないの!
スプリントではあちこちで転倒続出。頭牽かれてるヤツもいる。脳味噌出てるヤツもいる。
「俺、牽かれたくないなぁ〜」

ようやくサーキットの状況に慣れてきたわれらは食事を取る。
途中、tosibo@あばら3本折りさんがひゃっくりでうめき声をあげる。
ひゃっくりがあばらに響くらしい。しかし、このおやじ、40にもなってひゃっくりか。
俺は成人してからほとんどひゃっくりの記憶がない。
なんかの拍子に一度出ることはあるが、何度も連続では、ない。

11時30分
いよいよ、耐久組の練習走行だ。
スレさんとばるたんさんは、私が先に行けと言う。
レース経験も無いというのになんてひどい人達だ。普通は先に経験者が走って、新人にアドバイスをくれるもんだろう?
仕方ないのでさっさとツナギに着替えて1番に出ていくあわれな私。


いよいよ練習走行開始と思ったら、ずいちさん一周目でエンジン停止。
原因はガソリンコックOFFのままでした(汗)

そして逆にアドバイスをくれてやった。
「ここはデンジャラスだゼ!」
実際、俺の他はみんな速いヤツばかりだ。一人ぐらい遅いヤツがいてもいいだろうに。いや、
一人ぐらいデブが居てもいいだろうに!心底そう思った。
私の股間ではN-miniが悲鳴を上げている。
パワーウエイトレシオ、軽量化・・・・・・耳が痛い。
コースはまるでハムスターの回し車だ。ちまちまと狭いとこに11もコーナーがありやがる。
休む暇も、たれてくるメガネを上げる暇もないぜ!

それにしてもエンジンが今一吹けない。1万1千以上が回らない。
ジェットが合ってないのか、CDIの限界か・・・。
ばるたんさんが練習走行後メットも取らずにキャブをいじりだす。
が、この時点ではどうしようも無い。きょうはこれで闘うしかない!


なぜか日テレ取材中。新助の番組だそうだ。俺も映ってるといいなぁ〜(*`▽´*)

昼休み
小さな子供が先導付きでのんびりとコースを走ってる。喉かだ。出来ればこっちで走りたい。

午後1時。レーススタート。第一ライダーは私。
どうせならスタートかチェッカーライダーをやりたかったのでOKだ!
ちょっとワクワクそわそわしながら一周のウォーミングアップ後、スタート位置に着く。
グリッドは申し込み順でさらにNクラスは最後。我がバカ団RTは後ろから2番目。
グリッドだけ前でも危なくてしょうがないのでこの辺でいい。ちょうどいい。
スタート方式はコースサイドに一列に並んでの押しがけスタート。
オフィシャルのフラッグを合図に一斉に押しがけ。
すぐにエンジンがかかり全開で1コーナーに!
すぐ横では何やらカウルが飛んでる。整備不良はいかん。
1コーナーには低速トルクもあってか10台ぐらい抜く。しかし・・・
4コーナーまでにほぼ全員に抜かれ最後尾に( ̄▽ ̄;



 


いよいよ3時間耐久スタート。ずいちさん集団に囲まれてびびってます(笑)

第一コーナーへ突っ込んで行くずいちさん。かっちょええじゃん。

tosiboコーナーはなぜか先入観があって、恐怖でひきつって倒し込めない。
しかし、徐々に慣れてくると最終コーナーでひざの辺りで軽いショックと何かこすれる音が!
「こ・・これは!夢にまで見た膝擦りというものではないのか!?」
私は小躍りしながらその後も最終コーナーと5コーナーでスリスリを楽しんだ。
ライダー交代は30分ごと。後何分だ?コース脇の時計は止まってる(-_-;
ボードが出た。「10」。げげっ!後10分も!・・・30分は長かった。

ようやく30分が経過して第2ライダーのスレさんと交代。


よしおさんのものすごい気合

倒れ込むように椅子に座り込む。
椅子は耐久には必需品だということが身に染みた。マイチェアー!持ってて良かったマイチェアー!


しばらくは動けない。おやすみなさいみなさん。

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